
2016年3月31日。「さんだ日和」と「Sanda no Koto」の協働プロジェクトとして、兵庫県三田市を拠点に活動するハンドメイドクリエイターの商品を集約したWEBショップ「Cripri」(クリプリ)をオープンいたしました!
単なるECサイトとしての枠に収まらず、クリエイター自身の魅力を紹介し、さらには三田市周辺のハンドメイドにまつわるイベント情報などもご紹介する、三田の手作りを届けるメディアを目指しています。
今回はそんなCripriのことを、改めてご紹介させてください。
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Cripriってなに?
ところで、Cripriってなに?
そんな風に質問されたら、「三田市周辺で活動するハンドメイドクリエイターを応援するWEBメディアです。」とお答えします。
クリエイターの皆さんの活動を、もっと世の中に広めるお手伝いをしたい。そしてクリエイター(Creator)がもっと自分の商品と自分自身に誇り(Pride)を持って活動を継続していってもらいたい。
そんな想いから、Cripriを誕生させました。
「ハンドメイド」との出会い
わたしがハンドメイドの商品と出会ったのは、ある人の存在が大きく関係しています。
ハンドメイドアクセサリーの「KIRARIN」(キラリン)を運営されている、三隅恵都子さん。
実はわたしの娘と、彼女の息子さんが同じダンススクールに通っているんです。そんな些細な縁で知り合ったのですが、最初はわたしの奥さんと三隅さんとが仲良くなって、わたしはその横で二人の会話を、ただボーっと聞いているだけでした。
そうしてるうちに、三隅さんがご自身で作ったアクセサリーを、「シェアSHOPおおきな木」や「さんだ朝マルシェ」といった三田市内のイベントで販売しているということを聞いて、実際にそのイベントに遊びに行ってみたりして。
いま思い返すとそれが、わたしと「ハンドメイド」との出会いでした。
ハンドメイドの魅力を教えてくれた「ニット帽」
さて、こちらのニット帽。一見、普通のニット帽に見えますよね。ですがこのニット帽こそが、わたしがハンドメイドの魅力を知るキッカケになった商品なんです。
これはちょっとお恥ずかしい話なのですが……。実はわたし頭のサイズがかなり大きくて、既成品の帽子はほぼ100%の確率で入らないんですよね。(笑)
なのでわたしにとって帽子とは、とても縁遠いアイテムでした。
でも、わたしの奥さんや三隅さんがいつも可愛いニット帽をかぶっているのを見て、ちょっと羨ましいなーと思っていたのも正直なところ。
聞いてみるとそれらの可愛いニット帽は、三隅さんのハンドメイド仲間が作ったモノだと言うじゃありませんか。
当たり前のことから実感するハンドメイドの魅力
「えーじゃあ、僕のも作ってもらってよ!」
と、三隅さん経由でお願いし、オーダーメイドでこのニット帽を作ってくださったのが……
手編み雑貨の「Knitting High」(ニッティングハイ)を運営されている、天野志保さんでした。
わたしの頭のサイズを伝えた時、「えっ!本当に測るの合ってます?通常サイズの1.5倍ですよ!」って言われた時は、アゴがはずれそうになるくらいにビックリしましたけどね。
まぁ、そんなことはさておき、しばらくして先ほどのオリジナルニット帽が完成しました。すぐにかぶってみて最初に感じたのが、
という感覚だったんです。なにを当たり前なこと言ってるんだ!と突っ込まれそうですが、わたしにとって帽子が自分の頭に「合う」という感覚が、本当に衝撃的だったんですよね。
ハンドメイド商品にはクリエイターのプライドが詰め込まれている
そしてこのニット帽。よーく見るとブラウンの糸をベースに、所々に違う色の糸がさり気なく使われている、芸の細かさ。そして編み込みのパターンも一種類だけではなく、いろんなパターンが使われているし、帽子自体もしっかりしていて、とても丈夫に編まれています。
やっぱり、モノ作りが大好きなクリエイターさんが生み出す商品には、クリエイターとしてのプライドを随所に感じることができるんですよね。細部までのこだわりが、とにかく素晴らしい。
そして、これほどにクオリティーの高い商品なのに、そのへんにある既成品よりも価格がグッと安いんです。
こんないいモノ、なんで今まで知らなかったんだろう。ホンモノの商品に出会えた感動と同時に、後悔のような気持ちも襲ってくるほどでした。
Cripriをなぜ立ち上げようかと思ったのか?
そしてこの「ハンドメイドの良さ」は、天野さんの商品に限ったことではありません。
三隅さんのKIRARINについて、わたしの奥さんは「こんなに可愛いデザインのアクセサリーは、普通のお店ではなかなか見つからない。それでいて値段も安いんだから、買わない理由がない。」と、新作が出るのをいつも楽しみにしています。
そして、天然酵母のパンと焼き菓子の「Couleur」(クルール)を主催されいる大江智香さんが作る「ベーグルサンド」。
こちらは、三田市内で開催されたイベントの時に作ってもらったのですが、天然酵母の複雑で奥深い味わいのベーグルに、フレッシュな野菜と鶏肉が使われていて、本当に美味しいんです。
さらには先日、さんだ日和の取材でお邪魔した「三田ローズガーデン」さんでも、天然石を使ったブレスレットや、サンキャッチャーといったハンドメイド商品を販売しています。
このブレスレットに使われる天然石は、三田市三輪にある「三輪神社」にお参りに行ってるというパワーストーン。それだけでも、ハンパないこだわりが感じられますよね。
こんなにも素晴らしい、ホンモノのハンドメイド商品が三田には溢れています。そして、そのことを今まで知らなかったという後悔が、Cripriを立ち上げようと思った原動力になっているんです。
でも、わたし一人では何もできない
そしてもうひとつ、Cripriが誕生した背景をご紹介する上で、なくてはならない人物がいます。
「Sanda no Koto」の、古家良和さん。三田を題材にしたWEBメディアを運営するもの同士として、普段からとても仲良くさせてもらっています。
そしてある日、わたしのハンドメイドへの想いを彼に伝えて、サイトを立ち上げたいと相談した時も、二つ返事で「やりましょう!」と賛同してくれました。
彼には主に、Cripriのサイト全体のデザインと、SNSの運用まわりを見てもらっています。
そして実は古家さん自身も、ハンドメイドのブレスレットを普段から身につけていて、前々からハンドメイドというものには興味があったみたいなんですよね。
ちょっと出来過ぎじゃないのか?と思うようなタイミングの良さと、想いをすぐにカタチにできるフットワーク、そして信頼性とを兼ね備えた彼の存在には、本当に感謝しかありません。
さいごに
Cripriを通じて三田の手作りを、もっといろんな人に知ってもらいたい。使ってもらいたい。そして三田のクリエイター熱がもっともっと盛り上がって欲しい。
この流れが大きなものになれば、三田はもっと面白くて魅力的なまちになると、そう信じています。
3月31日のサイトオープン時点で、Cripriに参加してくださっているクリエイターは5名、そして取扱商品は30点ほどです。
まだまだ規模は小さいですが、今後は参加クリエイターさんと取扱商品数を随時、増やしていく予定にしています。
これからも、三田の手作りを届けるメディアとしてのCripri(クリプリ)の活動を、ぜひとも応援してください!